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日刊食品通信
2022年10月6日

カツオバンコク相場、9月はFADs禁漁で上昇


キハダ反落も依然として高値圏

 ツナ缶の主原料であるカツオバンコク相場は、FADs禁漁下の低調な漁模様と原料不足を背景に上昇。7月のUS$1,500/MTから8月はUS$1,700/MT、9月はUS$1,750/MTに達した。一方、キハダマグロは、過去最高値を記録した7月(US$3,600/MT)をピークに、8月はUS$3,550/MT、9月はUS$3,450/MTと反落傾向にあるものの、依然として高値圏にある。

 大手ブランド筋によれば、カツオバンコク相場は、9月中旬段階でUS$1,800/MT程度まで上昇。漁模様は、中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)ともに低調に推移した。その後、9月末段階でUS$1,700/MT~1,750/MT程度と反転下落した。漁模様は、引き続き低調に推移しているが、FADs禁漁期間の終了(9月末)による漁模様回復を見越したパッカーからの値下げ圧力が強まったなか、相場は下落した。                         

 

▼以下略

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