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日刊食品通信
2022年9月28日

パイン缶、生産回復傾向も諸コスト上昇


今秋以降もう一段の値上げへ

 パインアップル缶詰市場は、生産は回復傾向にあるものの、諸コストアップに直面している。主産地タイ産は、過去最低の不作となった2020年度から回復傾向にあるが、コロナ禍の影響で作業員の確保が困難な状況が続き、トータル収穫量では平常時まで戻っていない。それでも今シーズンは、前年比10%程度増加する見込みで原料価格も落ち着きをみているが、ウクライナ情勢が諸コストアップに拍車をかけ、各社の収益を圧迫。特に、空缶、砂糖など副原材料価格の上昇や、急激な円安が追い打ちをかけるなか、今秋以降もう一段の値上げに動く。

 今シーズンのタイ産は、7月末で多くのパッカーが夏実の製造を終了しシャットダウン(工場メンテナンスのための生産停止)した。原料処理量は、2月に10万t台に乗せた後、5月に17万t台を突破するなど回復基調をたどり、1~7月累計で78万tとなった。

 

▼以下略

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