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日刊食品通信
2022年6月22日

冷凍食品市場、今夏再値上げへ


引き続く諸コストアップに対応

 冷凍食品市場は、諸コストアップに対する収益確保策が急務といえる。コロナ禍以降、原材料費、人件費、物流費、原油価格の高騰が加速するなか、各社とも昨秋から今春にかけて3年ぶりとなる値上げに動いたが、その後も改定幅を上回るコスト上昇が続いている。ロシアによるウクライナ侵攻で世界的な原油高や食糧相場上昇に拍車がかかったほか、急激な円安が追い打ちをかけた。業界は今夏以降、もう一段の値上げを余儀なくされている。こうしたなか、5月に入り大手各社は相次いで再値上げを発表。7月以降9月にかけて価格改定や規格変更に踏み切る。ただ、原材料の価格は現在も断続的に上昇しており、今後の状況次第ではさらなる改定の可能性も否定できず、予断を許さない。

 一方、冷凍食品の需要は引き続き堅調に推移している。特に、家庭用はコロナ禍以降、新規ユーザーの獲得に成功したほか、既存メーカー以外の新規参入により品ぞろえも増え、売り場全体が活性化した。

 

▼以下略

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