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日刊食品通信
2022年3月3日

ウクライナ危機で乳原料高騰の恐れ


フォンテラGDT、チェダーチーズが大幅高

 トウモロコシなどの大手輸出国であるウクライナ情勢の緊迫化で国際穀物相場が急騰。世界的な飼料価格上昇と酪農生産コストの増嵩で、国際乳製品相場がさらに高騰する恐れが強まっている。

 NZ乳業大手フォンテラが1日に実施した毎月2回の乳製品電子入札であるグローバルデーリートレード(GDT)では、チェダーチーズがt当たり10.9%値上がりし6,394ドルに高騰。値上がりは11市場連続。また、バターは同5.9%値上がりし7,086ドル、全脂粉乳は5.7%値上がりし4,757ドル、脱脂粉乳は4.7%値上がりし4,481ドルに上昇。国際乳製品価格は輸出国の生乳生産量の伸び悩みを背景に、騰勢を緒めてきたが、ウクライナ危機がこれに拍車を掛けている。

 ウクライナはトウモロコシと小麦、ロシアは小麦の大手供給国。今回の事態でこれら品目の輸出が滞る可能性がある。

 

▼以下略

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