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日刊食品通信
2022年2月17日

青物缶市場、今春から値上げ本格化


魚価高と急激なコストアップ背景に

 青物缶市場は、今春から値上げが本格化する。記録的な不漁が続くサンマをはじめとした原魚高に加え、空缶、包装資材、物流費の高騰など急激なコストアップが収益を直撃。大手各社とも3月以降出荷分からの価格改定や規格変更を発表するとともに顧客に理解を求めている。

 青物缶は3魚種とも深刻な原魚高に見舞われている。特に、サンマは空前の魚価高で3年連続の値上げを余儀なくされた。漁業情報サービスセンターによると、昨21年のサンマ水揚量(全国30漁港計)は1万7,311t(前年比61%)と4割減、記録が残る昭和30年代以降3年連続で過去最低を更新、これに伴い、㎏平均単価は621円(同130%)と空前の魚価高を記録した。

  近年のサンマ漁獲高をみると、2000年以降は20万t台で推移、08年に34万tに乗せるなど豊漁が続いたが、15年以降は低水準にあり、特に直近3シーズンは激減している。

 

▼以下略

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