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2022年1月4日
京阪神・酒類食品市場
新常態での価値提案と体勢づくりへ
食の楽しみ方・楽しむ場所が広がる
(大阪)今年の京阪神市場は、新常態に対応した体勢づくりと価値提案が一段と進むだろう。
当初は一時的と思われていた新生活様式が定着し、「巣ごもりという表現はもうない」と言われるほど常態化した。家庭用市場は20年の混乱を経て拡大した内食需要がそのまま規模を保っているが、内容は変化してきた。家庭内調理は増加したが、長期化による調理疲れとマンネリ化が出てきたことで、簡便・即食の流れに戻りつつある。だが、巣ごもりで内食の楽しみ、団らんの楽しみや、調理自体の楽しみについても経験が積まれており、簡便・即食と同時に、調理に手をかける楽しさも引き続き求められていくだろう。この2年は家庭用市場が堅調とはいえ、少子高齢化と人口減による食品市場の縮小の流れは依然としてあり、外食の回復とともに再び課題となってくる。新常態の環境下において、引き続き家庭内の食を豊かにする提案が求められていくだろう。
時短・休業要請、更に酒類の提供制限が加わった外食産業は、最も影響を受けたなかのひとつだ。テイクアウトやデリバリーの増加、テイクアウトに特化したゴーストキッチン、冷凍商品化して自販機で販売するといった、新業態の展開も出てきた。
▼以下略
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