日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2021年10月12日

世界的コンテナ不足、缶詰冷食業界も影響


安定供給へ全力もコストアップに直面

 世界的なコンテナ不足が長期化している。缶詰冷食業界もチキン加工品や冷凍野菜など、東南アジアや中国で生産する品目が多いほか、米国産畜肉原料、欧州産冷凍野菜など輸入遅滞の影響が懸念されている。

 コンテナ不足は、新型コロナウイルス感染拡大が顕在化した昨20年1月以降徐々に広がり、ロックダウン等により主要国で係船が長く続いたほか、世界経済の停滞と急激な回復、コロナ感染者急増による港湾人員不足、さらにはスエズ運河座礁事故(3月23日)などが追い打ちをかけ、今春以降、海上輸送の混乱に拍車がかかった。

 特に北米向けは、個人消費の回復に伴い、貨物量が増加しているが、陸揚げ後もトラックや鉄道の輸送能力が逼迫していることでコンテナ返却に時間がかかっている。この煽りでタイやインドネシアは船積み手配が通常時よりも3週間ほど余分にかかっているという。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。

バックナンバーへ

媒体紹介へ