日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2021年9月22日

海苔業界、コロナ長期化で業務用の苦戦続く


原料相場は平成以降の最高値から反落

 海苔業界は、コロナ禍の長期化で主力の業務用は依然として苦戦が続いている。外出自粛やテレワークの浸透で外食やCVS消費が大きく落ち込んでいるほか、ギフト関連の減少も歯止めがかからない。いち早く、回転寿司が回復した以外は軒並み低迷したままで、先行き不透明感が強い。

 一方、原料相場は一昨19年に平成以降で最高値を記録するなど、ここ数年高騰が続いていたが、20年は久しぶりに一服。コロナ禍での需要減退や、出品の多かった下物が安値で推移したことで平均価格は反落した。ただ、物流費、資材等の副材料コスト増が続いていることもあり収益面は依然厳しい。

 2020年度漁期の国内海苔生産量は64億枚(前年比92%)と減産。半世紀ぶりの凶作となった18年度(63億枚)を上回ったものの、3年連続で70億枚を割り込む低水準にとどまった。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ