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日刊食品通信
2021年9月17日

パイン缶、タイ産回復傾向も供給タイト


大減産した昨シーズンの余波続く

 パイン缶市場は、最大産地タイの生産が回復傾向にあるものの、供給は依然タイトな状況が続いている。回復とはいえ、過去最低を記録した昨シーズンの大減産から脱しているだけで、夏実終了段階で過去平均比で約6割にとどまっていることや、コロナ感染拡大の影響で、稼働を停止する工場も発生するなど、正常化へ向け市場を取り巻く環境は不透明感が強い。

 有力ブランド筋によれば、今シーズンのタイ産夏実原料は、大減産した昨2020年からは回復し、3月以降の処理量は10万t規模で推移。7月末のシャットダウン時点で前年比160%、一昨19年比104%だが、豊作だった18年比では約60%にとどまっており、完全回復までには至っていない。

 原料価格は、暴騰した2019年~2020年シーズンからは一段落し、夏実は7バーツ(B)からスタート。6月は5B前半まで下げた。

 

▼以下略

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