８月のアイスクリーム販売実績は、16%減と苦戦した（本紙調）。４〜８月累計では１%減。

　天候に恵まれない８月だった。西日本では降水量が記録的に多く、東日本太平洋側も降水量はかなり多かった。東京の天候をみると、平均気温は前年に比べ1.7度低く、最高気温が30度以上の真夏日は24日（昨年30日）、同35℃以上の猛暑日は２日（同11日）にとどまり、７月の猛暑から一転し、夏物商材は盛り上がりに欠けた。月末にかけて気温は上昇したものの、中旬に落ち込んだ需要を取り戻すには至らなかった。

　また、昨年は13年ぶりに８月の梅雨明けを迎え、待ちかねた猛暑到来を背景にアイスクリーム市場は６%増と伸長。ベースが高かったこともマイナス幅を拡大させた。ただ、今７月は25%増と伸長しており、最需要期である７〜８月累計では前年実績を確保したようだ。

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