日刊経済通信社調べによる９月の流通菓子市場の展望は、今年後半のメインとなる秋季商戦が本格的にスタートし、各社主力商品群のリニューアル、秋季限定商品の発売、さらに９月１日「防災の日」を迎えての備蓄・商品の店頭露出拡大など、コロナ禍２年目を迎えるなかで、様々な店頭販促・施策が展開される。さらに、８月最終週に発売がスタートしたハロウィン商戦の推移も注目される。

　前年９月は８月からの猛暑日・真夏日が続いたことで前半は全カテゴリーで２ケタ近いマイナス。後半はやや気温が下がったことでチョコレートが動き出したのの、９月単月では前年比88％（本紙推定）と厳しい結果となった。今年は前年の苦戦からほぼ一巡したこともあり７月以降は前年を上回り、８月も真夏日が続いたものの前年を上回りそうだ。

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