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2021年8月6日
7月のカツオバンコク相場、じわり高
FADs禁漁始まり漁獲量が減少
ツナ缶の主原料であるカツオのバンコク相場はじわり高の展開。7月から始まった中西部太平洋での FADs 禁漁により漁獲量が減少している。
直近7月末現在のカツオバンコク相場は、US$1,350/MT から US $1,400/MT 前後と上昇した。漁模様は、中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・キリバス周辺)とも低調に推移している。今年のカツオ相場(4~ 7.5 ポンド)は、年明け1月の US$1,250/MT から2月は US $1,300/MT、3~6月は US $1,350/MT と安定していたが、7月はじわり高となった。
こうしたなか、大手ブランドによれば、トレーダーや船主側は、低調な漁模様の長期化を理由にパッカーに対し、$1,550/MT のオファーを提示。一方、パッカー側は販売低調(引き続き欧米向け停滞)を主張し値上げに反発しているものの、原料を確保するために受けざるを得ない状況だという。
▼以下略
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