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日刊食品通信
2021年6月10日

豪州産21年下期原料チーズ、約10%の上昇


チェダーt当たり5,000ドルに迫る(本紙調)

 豪州産輸入原料チーズの21年下期(7-12月)価格は、約10%の値上がりでほぼ妥結した(本紙調)。チェダーのt当たり価格は5,000ドルをやや割り込む水準まで上昇。21年上期(1-6月)比では約400ドルの値上がりとなる。また、ゴーダは同4,900ドル、同水準の上昇となった。

 原料チーズ価格は、前回(20年12月)約2%上昇したが、今回はさらに大幅な上昇となった。コロナ禍から早期に脱出した中国を中心に生クリーム・脱脂粉乳等の需要が急増しており、東南アジアや中東でも乳製品需要が伸長。生クリームやバター、脱脂粉乳の国際価格が上昇したため、サプライヤーはチーズ・ホエイよりもバター・脱脂粉乳を生産する方が有利になることも価格引き上げの要因となった。

 今回の価格交渉は、競合する他の乳製品価格を踏まえ、当初12〜13%程度の値上げが提示された。

 

▼以下略

 

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