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日刊食品通信
2020年12月21日

サンマ缶、記録的な不漁で原料高騰


大手ブランド値上げに動く

 サンマは、今年も記録的な不漁となった。全さんまによれば、11月末現在、水揚げ量は2万7,197t(前年比72%)と、記録が残る昭和30年代以降で最低水準となった昨19年(3.8万t)をさらに下回り、6年連続の不漁が確定した。中旬現在、実質的には終漁を迎えており、今期の最終水揚げは3万tをやや上回る規模にとどまりそうだ。

 これに伴い、㎏平均魚価は496円(同153%)と高騰し、加工用原料価格も大幅にアップしたことから大手ブランドではサンマ缶の値上げを余儀なくされている。

 近年のサンマ漁獲高は、2000年以降は20万t台で推移、08年に34万tに乗せるなど豊漁が続いたが、14年に21万tを記録して以降は低水準にとどまっている。ちなみに15年は11.2万t、16年10.9万t、17年7万t、18年11万t、19年3.8万tであった。

 

▼以下略

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