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2020年12月14日
豪州産21年上期原料チーズ、2%強の上昇
チェダーt当たり4,550ドルに(本紙調)
豪州産輸入原料チーズの21年上期(1〜6月)価格は、2.5%程度の値上がりでほぼ妥結した(本紙調)。チェダーのt当たり価格は約4,550ドル。20年下期(7〜12月)比で約100ドルの値上がりとなる。また、ゴーダは同4,500ドル、同水準の上昇となった。
原料チーズ価格は前回(20年6月)、国際的な乳資源需要の急激な落ち込みを背景に約9%値下がりしており、今回やや値を戻した。コロナ禍で消費が大きく減退した米国・東南アジアのチーズ需要は堅調を取り戻しており、一時ストップした中国向けも4月以降急速に回復している。さらに現状の国際価格では、サプライヤーはチーズ・ホエイよりもバター・脱脂粉乳を生産する方が有利になることも価格引き上げの要因となった。
今回の価格交渉は、当初5%程度の値上げが提示されたが、日本国内は好調な生乳生産と高水準の脱粉・バター在庫を背景に、今後、国産チーズの生産が増加する見通しにあることから、上昇幅はやや縮小。
▼以下略
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