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2020年12月4日
冷凍食品市場、需給バランス一変
業務用苦戦も家庭用は増勢続く
冷凍食品市場は今年、コロナ禍で需給バランスが一変した。業務用は苦戦が続き、家庭用は増勢基調にある。
家庭用は、めん類、米飯、惣菜類を中心に需要が急増。内食回帰で既存ユーザーの利用機会が高まったほか、新規ユーザーの獲得に成功した。反面、業務用は需要が急減。外食店は来客数の落ち込みを少しでもカバーしようとテイクアウトを展開、中食惣菜はバラ売りから小分け、パック品に切り替わるなど販売スタイルが多様化した。コロナ終息まで長期戦が予想されるなか、各社とも変化に対応した新商品開発やさらなる成長へ向けた施策の試行錯誤が続いている。
家庭用の需要増は、全国一斉休校要請(2月27日)、緊急事態宣言が発動(4月6日)された春先から5月末にかけて急増、各社とも主力商品に絞った増産体制を敷きフル稼働したが、供給は一時ショートした。その後、6月以降は徐々に落ち着きを取り戻し、7月から8月にかけてようやく通常の供給モードを回復した。
▼以下略
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