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2020年9月24日
9月上旬流通菓子出荷、猛暑響き苦戦
チョコ大袋に一服感、いも・栗の秋季商品堅調
日刊経済通信社調べによる9月上旬の流通菓子出荷実績(17日まで、出荷金額ベース)は、前年同時期ベースで1ケタ後半減、進捗率は4割弱〜5割前後とメーカーにより差が出ている。8月から続いた連日の猛暑日・真夏日は、今上旬も大きな影響を与え、前年同時期も気温が高かったことを割り引いても低調に推移した。カテゴリー別では、前年を上回っているのはスナック菓子のみで、ビスケットは1ケタ後半減、キャンディ、チョコレート、チューインガムは2ケタ減で推移している。また、これまで好調だった大袋商品の伸びが鈍化、その一方で苦戦が続いていたポケット物など一般商品の荷動きが良くなっている。
本格的な秋季商戦が始まり、第2週以降に新商品の発売が始まったが、概ね計画比微増〜1ケタマイナス。最終週に今シーズンの重点商品が発売されるため、月末でどの程度上積みされるか注目される。ハロウィン関連商品は8月はやや前年を下回る出足だったが、小売店頭での売り場作りが進んだこともあり、荷動きが活発化しており、前年並みにまで上がっていきそうだ。また、秋季新商品でメーカー各社で発売された栗・いもフレーバーの期間限定品は荷動きが良く、秋季商戦のリード商材として一役買っている。
一方、カテゴリー間で差が出ているのは、チョコレート、キャンディ。チョコレートは大袋商品がやや一服感が出ており、ポケット物の荷動きが回復基調に。好調が続いていた板チョコは気温の影響を受けて、2ケタ減、ハイカカオ・機能性チョコは1ケタ後半減、チョコスナック、ナッツ系チョコも1ケタマイナスとなったようだ。
▼以下略
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