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2020年9月17日
外食8月実績、前年同月比が7月から悪化
感染拡大が影響、居酒屋・ファミレスが苦戦
7月前半は店内飲食に回復傾向がみられたものの、後半から新型コロナウイルスの感染拡大が顕著となり、多くの業態で厳しい状況が続く外食産業。各社の8月既存店売上高を見ると、コロナ感染の再拡大の影響を受け、前年同月比が7月から悪化した企業が多くなっている。
コロナ禍の中でも強さを見せてきたハンバーガーチェーンは依然として好調。8月実績は、日本マクドナルドが12.4%増、ケンタッキーフライドチキンが13.6%増、モスバーガーが2.9%増といずれもプラス。このうちマクドナルドは7月を上回った。
牛丼チェーンもコロナ禍の中で健闘してきたが、8月はすき家が1.2%減、吉野家が16.8%減、松屋フーズホールディングス(牛めし事業店)は12.4%減といずれもマイナスで、7月より悪化した。
ファミレスは苦戦を強いられている。サイゼリヤが28.5%減、ロイヤルホストが18.2%減、すかいらーくが26.8%減でこちらも7月より悪化。なお、7月実績が3.3%増と異彩高を見せていた物語コーポレーションは8.3%減とマイナスだった。同社は食べ放題形式の「焼肉きんぐ」を展開しているが、同店を含む焼肉部門は4.4%減と健闘している。
ラーメン店も冴えない。ハイデイ日高は24.3%減で7月からやや改善したものの、幸楽苑ホールディングスが27.4%減、リンガーハットが26.7%減と悪化した。
特に客離れが進んでいるのが居酒屋だ。チムニーが66.9%減、ワタミが63.6%減とともに6割超の減少、コロワイドが29.0%減、鳥貴族が40.9%減といずれも7月より悪化しており、事態は深刻といえる。
▼以下略
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