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日刊食品通信
2020年9月14日

結婚式で日本ワインを応援


婚礼大手T&G、式で提供の13万本を順次切替

 婚礼大手のテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)は10日、「日本ワイン応援企画」オンライン記者懇談会を実施。アサヒビール、キリンビール、サントリー酒類、サントリーWI、メルシャン、井筒ワイン、サン・ビジョン(サンサンワイナリー)、高畠ワイナリーが参加した。

 企画の背景についてT&G岩瀬賢治社長は、「全国に63施設93直営会場を展開し、年間1万2,000組の結婚式を行っている。新型コロナの影響は大きく、2月中旬~現在に至るまで、日程変更の手数料無料や式の中止決定などを先駆けて対応してきた。今回は新たな取り組みとして、式で提供する日本ワインの構成比率を増加する。おもてなしとしての式の価値を上げ、顧客満足度向上に繋げるとともに、コロナの影響を受ける日本の産業を応援したい」と説明。構成比は、提供ワイン約13万本の約30%から開始し、将来的に100%が目標。課題は生産者不足や認知度とし、「85万人の参列者が日本ワインを知るきっかけとし、日常での飲用を促したい」(岩瀬社長)。

 ワイン市場について、メルシャンの山口明彦マーケティング部部長は、「国内ワイナリー数は331場。新規参入は16年から毎年30~40場と、多くの人に賛同されている。国産の消費量約5億本のうち、日本ワインは4.6%の2,000万本」と解説。課題として、①小規模事業者が多い ②バリューチェーン全体を自社でカバーする必要がある(特に販路) ③就農者の減少による原料ブドウの安定調達が困難 ④ワイン特区を利用した自治体の新規参入への援助―を挙げ、海外での日本ワインの高評価や、日本産を使う機運を高める必要性を述べた。

 

▼以下略

 

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