伊藤園は24日、「健康ミネラルむぎ茶」の秋冬新製品発表会をオンライン上で開催し、９月７日からホット対応製品を発売すると発表した。

　ラインアップには500mlPET（税別希望小売価格140円、全国CVSおよび鉄道限定、コールド兼用）に加え、電子レンジでの加温に対応した275mlPET（同115円、全国）も展開。外出先はもちろん室内での飲用も大いに想定したものであり、登壇したマーケティング本部麦茶・紅茶ブランドグループの相澤　治ブランドマネジャー（写真）は「室内ではコーヒーや紅茶、緑茶などカフェインのある飲み物が飲まれるケースが多いが、麦茶も美味しさはもちろんカフェインレスという点で新たなユーザーの獲得とともに広まる可能性がある」と室内飲用の定番化および秋冬のホット飲用の定着に期待を示す。

　「健康ミネラルむぎ茶」ではこれまで、ホット対応製品を自販機チャネルにて販売していたが、今秋よりチャネルを拡大し全国へと展開。相澤マネジャーは麦茶飲料市場におけるホットの可能性について、「飲用シーンは家庭・外出先、スポーツへと広まる中、夏だけでなく年間を通じて飲まれるようになっている」と説明。実際、伊藤園の麦茶飲料の売上実績（19年実績、４ヵ年比）は秋冬期の伸長率が春夏期を上回る結果も示された。

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