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日刊食品通信
2020年8月18日

7月のアイス3%減(本紙調)


昨年に続く天候不順、最需要期に打撃

 7月のアイスクリームの販売実績は、3%減で着地した(本紙調)。4月からの累計は2%増。

 7月は全国的に日照時間が少なく、東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本日本海側、西日本太平洋側では、それぞれ7月としては1946年の統計開始以来、第1位の寡照となった。このため気温は、西日本・東日本とも低い状況が継続。さらに「令和2年7月豪雨」が発生し、東・西日本を中心に各地で長期間にわたって大雨が発生。各地で統計開始以来第1位の多雨となった。

 アイスクリーム市況は昨年7月も記録的な冷夏に見舞われたため前年同月比で23%の大幅減を記録したが、今期はこれをさらに下回った。7月の各社実績は次の通り。

 ロッテは1%減で市販用のみでは1%増。「クーリッシュ」は8%減で、主力の“バニラ”も8%減。「爽」は25%増で“バニラ”が34%増、シーズンフレーバーも5割増。「モナ王」は5%増。「レディボーデン」は45%増でパイントが27%増とばったほか、新商品がオンした。「ガーナ」は20%増。「雪見だいふく」は4%増。「ドール」は2%減。「ハーシー」は16%増。

 森永乳業は11%減。「パルム」が9%減で“ノベルティチョコ”19%減、“マルチ”が4%減。「モウ」は8%減。「ピノ」は8%減でノベルティが11%減、マルチが5%減。

 江崎グリコは6%減。「パピコ」が13%減。「アイスの実」が25%増。「牧場しぼり」が7%増。「パナップ」が14%増。「ジャイアントコーン」が4%減。「スナオ」は10%増。マルチは全体で前年並みで、うち350円+OPが6%減、450円が3%増、550円が9%増。

 

▼以下略

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