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日刊食品通信
2020年8月7日

関東圏生協宅配、7月も旺盛な需要続く


欠品や注文制限は段階的に落ち着き

 関東圏を主な配送エリアとする主要生協の宅配サービスは、7月も旺盛な需要が続いている。欠品や注文制限は段階的に落ち着き、物流のひっ迫状況も人員増強、作業分担等の改善策により一部首都圏を除き解消傾向が見られ始めている。しかし、需要は依然高ベースで推移しており、「状況を楽観視できるわけではない」と関係者は語る。「8月は夏休みで例年需要は落ち着くが今年はそれも見られない。基本的に各社はコロナを受け物流施設を増築・改築したわけではなく現状の設備で工夫し切り抜けているに過ぎない。事態が落ち着くまでは安心できないだろう」と慎重な姿勢だ。主要生協の動向は次の通り。

 パルシステム=7月(6月29日~7月31日)の宅配実績は受注ベースで前年比13.9%増。週別実績は第1週(6月29日~7月3日)が10.5%増、第2週(7月6日~10日)が9.5%増、第3週(13日~17日)が16.0%増、第4週(20日~24日)が15.7%増、第5週(27日~31日)が18.5%増。注文制限は7月第5週配達分からほとんどの食品で解除。「コロナ禍の注文急増に起因する欠品は大きく減少した」(同社)という。市場価格の高騰による青果の欠品は発生中。なお、以前需要の高さが確認されていることからも現状は商品カタログは通常の2種発刊から1種に統一し商品の絞り込みを継続。「状況を見極めながら取扱品目を拡大させたい」としている。新規受付状況は東京を中心とする一部地域で待機が発生している状況が続く。

 

▼以下略

 

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