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日刊食品通信
2020年7月21日

7月上旬流通菓子出荷、前年の裏返しで苦戦


夏休みの企画物売り場作り進まず、大袋中心に

 日刊経済通信社調べによる7月上旬の流通菓子出荷実績(出荷金額ベース)は、合計で1ケタ後半減と苦戦した。カテゴリー別でもスナック菓子を除き、前年を下回ったようだ。夏物商材・企画物の売り場づくりが進んでいないことも影響。さらに、2019年7月の出荷実績(本紙調)が106%と伸びており、特に上旬は気温が低かったことで110%だったことも響いている。

 4、5月の“巣ごもり”需要によるチョコレートやビスケットの大袋、スナック菓子などの増勢から一転し、月初から荷動きが低調に推移。気温が上昇し、全国的に夏日が多かったことも影響している。特に、チョコレートは板チョコが、家庭での手作り機会が増えたことで、4、5月と2ケタ伸長したが、7月前半は1ケタ前半〜前年並みへと落ち着いた。チョコスナックも一部定番商品は2ケタ増となったが、大半は1ケタ前半〜1ケタ前半減とバラツキが出ている。また、前年同月の上旬が気温が低かったため、チョコ全体でも110%と高かったことも影響している。

 ビスケットは1ケタ後半増〜2ケタ減とメーカー間で差が出ている。ソフトビスケット・クッキーは箱物のパッケージビスは堅調なものの、小袋は低調。大袋も微増にとどまったようだ。半生も1ケタ前半減〜2ケタ減、クラッカーは前年並み〜1ケタ後半減。キャンディは1ケタ後半減〜2ケタ減と低調。ハードキャンディは1ケタ後半減と推定。ミルク系は比較的堅調なものの、のど飴、フルーツ系が前年を割っている。夏物商材の“塩”系は7月に入り荷動きが目立ってきた。

 

▼以下略

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