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日刊食品通信
2020年7月13日

外食の6月実績、回復傾向顕著に


マクドナルド・KFCは増勢止まる

 緊急事態宣言の解除後、通勤・通学等の生活パターンが徐々に日常に戻りつつあるが、まだまだ苦しい状況が続く外食産業。各社の6月既存店売上高は依然として前年割れ水準にあるものの、概ね回復に向かっている。

 コロナの影響が比較的軽微だった牛丼チェーンだが、吉野家の6月実績は12.3%減で5月の7.3%減から悪化。すき家は8.7%減。5月の9.2%減からやや回復。松屋フーズホールディングス(牛めし事業店)は16.7%減。5月の22.2%減から回復した。

 中華料理チェーンの王将フードサービスは6.5%減。店内飲食売上の回復とテイクアウトの好調維持で、5月の11.8%減から減少幅の縮小に成功。中華料理チェーン「日高屋」を主力とするハイデイ日高は34.2%減で5月から大幅に回復。カレーチェーンの壱番屋は14.9%減でこちらも回復した。天丼てんやも19.9%減で回復。

 ファミレス業態は大幅な回復がみられた。ロイヤルホストは21.8%減で5月の45.8%減から大きく回復、すかいらーくは30.6%減、サイゼリヤは33.5%減でともに回復。居酒屋では、鳥貴族が26.8%減へと劇的に回復。5月は87.9%減だった。

 各社の回復傾向が顕著となる中、これまで強さを見せつけてきた日本マクドナルドは3.2%減と3ヵ月ぶりのマイナス。「新しい生活様式」に対応するためにソーシャルディスタンスを確保できるよう店内客席を削減したこと、昨年と比較して土日が2日少なかったことなどが影響した。また、ケンタッキーフライドチキンも1.0%減とマイナス。実に19ヵ月ぶりに前年実績を下回った。

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