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日刊食品通信
2020年7月10日

6月の流通菓子出荷6%減(本紙調)


巣ごもり需要落ち着くも、大袋は高止まり

 日刊経済通信社がまとめた6月の流通菓子出荷実績(出荷金額ベース)は、前年同月比94%と4ヵ月連続で前年を割った。

 中旬までは、“巣ごもり”需要が落ち着いたこともあり、低調に推移。5月25日に全地域での緊急事態宣言が解除され、6月初旬から都市部での人の流れが変わり、苦戦したCVSでの売り上げ回復が期待されたが、チューインガム、キャンディなどのポケット物商品の荷動きが鈍く、“巣ごもり”需要で伸長した大袋(ファミリーパック)も一服感がでており、流通菓子全体では、やや苦戦を強いられる結果となったようだ。後半も19日に県を越えた移動が解除になったものの、土産物などは低調に推移。高速道路のサービスエリア、主要空港の売店なども人出は少なく、回復までには時間がかかりそうだ。(写真は福岡空港ターミナル内の銘品売り場)

 “夏チョコ”として期待されるミント系商品も5月は出足が鈍く、6月の店頭展開も新商品の導入停滞で、当初の計画値を超えたメーカーは少ないようだ。抹茶系商品はメーカー間で差が出ているが、今シーズンは苦みを強調した“本格派”とラテ風の“マイルド派”とバリエーションが増えており、7月後半からの巻き返しに期待。また、手作り志向の高まりから、家庭での“お菓子作り”が増えていることから、引き続きソリッド系チョコの高止まりが予想されそうだ。

 

▼以下略

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