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日刊食品通信
2020年7月3日

白子の前3月期決算、ギフトが前年上回る


足元は家庭用海苔製品が伸長

 白子は1日、前3月期決算を発表。単体の総売上高は172億5,900万円(前期比98.6%)、経常利益400万円(同9,800万円減)。連結総売上高は177億8,600万円(前期比97.3%)、経常利益▲1,300万円(同1億3,400万円減)。減益要因は、関連会社ベルサンテ(レトルト食品)の設備投資償却分が大きく影響したが、南通太陽食品有限公司は経常利益でプラスとなった。

 売上高のうち、ギフト部門はパーツ供給の増加等が寄与し前期を上回った。家庭用部門は、海苔製品の価格改定(商談)の早期着手と実現による粗利益額の確保を図ったが、店頭価格の引き上げが後ずれとなり、販促を展開できない時期が長期化したこと、また期末にかけて新型コロナウイルス感染拡大の影響で仏事部門と業務用部門の売り上げが急速に鈍化したことが影響した。

 経常利益は、海苔製品の価格改定による粗利益率の向上、仏事製品の過年度の規格変更が反映されたこと等で収益性を向上できたが、前述の減収要因に加え、販売数量の計画下振れにより、工場稼働率が低下したこともあり減益となった。

 単体の商品群別売上高は、ギフト部門38億4,400万円(103.1%)、家庭用海苔部門87億2,700万円(97.3%)、業務用部門43億4,400万円(98.0%)、うち板海苔1億3,100万円(106.5%)、お茶漬けふりかけ部門1億8,700万円(94.1%)、レトルト部門1億1,500万円(84.7%)、その他部門4,200万円(102.9%)。ギフト部門のうち、百貨店関連は減少したものの、パーツ供給は前年比143%と大きく伸長。仏事も100.8%と微増ながら新規取引先の開拓が奏功した。

 

▼以下略

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