日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2020年6月26日

6月前半の流通菓子、“巣ごもり”需要一服


清涼感を訴求、ミント系商品に期待

 日刊経済通信社が推定した6月前半(1〜19日)までの流通菓子出荷(金額ベース)は、“巣ごもり”需要が落ち着いたこともあり、低調に推移した。

 5月25日に全地域での緊急事態宣言が解除され、6月初旬から都市部での人の流れが変わり、苦戦したCVSでの売り上げ回復が期待されたが、チューインガム、キャンディなどのポケット物商品の荷動きが鈍く、“巣ごもり”需要で伸長した大袋(ファミリーパック)も一服感がでており、流通菓子全体では、やや苦戦を強いられる結果となったようだ。“夏チョコ”として期待されるミント系商品も5月は出足が鈍く、6月の店頭展開も新商品の導入停滞で、当初の計画値を超えたメーカーは少ないようだ。しかし、「プロモーションが減った中では、夏場に訴求できる数少ない商品なので期待したい」(大手メーカー)など、さらに気温が上がる7月での販売増を見込む。

 カテゴリー別では、チョコレートは、板チョコが前月ほどの伸張は見られないものの堅調に推移、チョコスナック、ナッツ系も回復基調にあるが、ハイカカオ系は苦戦が続いている。大袋商品も“巣ごもり”需要が落ち着いてきたが、前年を上回るなど堅調に推移。ビスケットも箱ビス、大袋とも引き続き堅調だが、半生ケーキが苦戦。チューインガム、グミ、ハードキャンディは引き続き苦戦が続いているが、清涼感の強いミント系の伸長が予想される。

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ