日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2020年6月17日

コロナ禍 変わる流通菓子〜チョコレート


苦戦が続いた板チョコ、一転し大幅増に

 緊急事態宣言が全国で解除されたものの、依然として続いているコロナ禍の中、流通菓子業界はカテゴリーにより、荷動きが大きく変わってきている。品目・商品数の多さに加え、GMS、CVSの大手組織小売業、食品SMからドラッグストアチェーン、ディスカウントストア、駅売店と流通のほぼ全業態で販売される菓子は長年、値ごろ感と簡便性、実質志向の高さから、デフレなど景気低迷期や地震や台風など自然災害時でも、堅調に推移し、正に“実質志向”の強い商品といえる。しかし、感染者数が拡大し始めた1月下旬から荷動きが変化、緊急事態宣言が発令された4月7日以降は外出自粛もあり、売れ筋が大きく変化している。4、5月の流通菓子の荷動きの変化をカテゴリーごとに追っていく。

 本紙調べによる流通菓子出荷実績(金額ベース)によると、チョコレートカテゴリーはトータルで3月が前年比90%、4月94%、5月101%で推移。前年の3月にテレビの情報番組に取り上げられたことによる高カカオチョコレートに大幅増の裏返しと外出自粛による菓子類の購入機会のロスを差し引いても、5月に前年を上回ったことは特筆すべきことだ。タイプ別では、3月はソリッドチョコは92%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは82%。センターアソートは94%。ナッツチョコは88%。チョコスナックは96%。大袋は108%。小粒・子どもチョコは98%。4月はソリッドチョコは90%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは80%。センターアソートは98%。ナッツチョコは88%。チョコスナックは100%。大袋は108%。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ