日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2020年5月27日

付加価値品を拡充、クロスMDも積極提案


日本アクセス、前3月期乾めん販売概況

 日本アクセスの前3月期乾めん類販売実績は前期比107%だった。期初から業界平均を上回って推移していたが、直近の需要急増がさらに上乗せ要因となった。商品カテゴリー別にみると、「そうめん・ひやむぎ」は103%。主力の「揖保乃糸」でプラスを確保し、新規投入した専売商品「手延そうめん 600g」なども寄与した。「そば」は111%。かねてから高配合の提案に注力し、オリジナル商品の「蕎麦通の二八そば」「石臼挽き二八」などが着実に伸長。「うどん」も111%と増勢。3月の特需がオンした要素は大きいが、年間を通じて堅調な売れ行きだった。

 20年春夏シーズンに向けては、引き続き付加価値の高い品ぞろえを強化し単価アップを図るとともに、同社ならではのクロスMDを提案し、乾めんの露出拡大につなげたい考え。専売商品では新たに「更科 十割そば」(山本食品)を商品化。高配合そばのラインアップをさらに充実させた。「島原手延べそうめん 極細」はパッケージをリニューアル。これまで以上に職人技によるめんへのこだわりが伝わるデザインに変更した。一方、西日本のし好を意識して開発した「蕎麦つゆ」(にんべん)や、万能薬味の「ごまねぎ海苔」(浜乙女)などとの関連販売を強化、売り場で相乗効果を目指す。一方、「アクセス乾物乾麺市場開発研究会」(AK研)を通じ、会員メーカーらと協働した需要開拓を継続。目下の市場変化も見ながら、「ネット販売」「外食」「輸出」等への販路拡大も課題とする。21年3月通期の乾めん販売実績は105%以上を計画。

 

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ