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日刊食品通信
2020年5月22日

19年惣菜市場、伸び率鈍化も10年連続拡大


調理麺・袋物が2ケタ増

 日本惣菜協会が20日発表した2019年の惣菜市場規模は前年比0.7%増の10兆3,200億円だった。伸び率は鈍化したが、09年以降10年連続拡大。17年以降3年連続で10兆円台を維持した。

 チャネル別ではCVSが1.7%増の3兆3,632億円、食料品SMが2.2%増の2兆7,406億円、総合SMが1.7%増の9,639億円と全体の伸びをけん引。このほか「専門店、他」は2.0%減の2兆8,961億円、百貨店は1.0%減の3,560億円だった。業態別構成比ではCVSが32.6%で0.3ポイント上昇、全体の約3分の1を占め、これに「専門店、他」、食品SMを加えた3業態で87.3%を占めた。カテゴリー別では、米飯が1.0%減の4兆7,123億円、調理パン6.6%増の5,523億円、調理麺17.5%増の6,877億円、一般惣菜2.9%減の3兆5,565億円、袋物惣菜11.8%増の8,109億円と、構成比の高い米飯と一般惣菜は減少したが、調理麺と袋物惣菜がともに2ケタ増と好調だった。「半年間で3回以上購入した商品として、唐揚げが3年間で4.9P、焼き鳥が8.3P高くなった。イベントやメディアでの露出の影響もあり、商品開発が進みバリエーションが増えたことや、鶏肉が持つヘルシーなイメージが要因と考えられる」(協会)。

 なお、同市場規模は「狭義」の惣菜市場としており、「外食業界の持ち帰りやデリバリーの伸びを加味すれば、市場規模は0.7%の伸びより高くみてよい」(同)としている。

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