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日刊食品通信
2020年5月7日

4月のビール類、発・新は6%増


料飲店「危機」でビール大苦戦

 本紙が推定した4月の国産大手4社ビール類販売実績は前年同月比78〜79%となった。新ジャンルと発泡酒はそれぞれ107%強、101%強、合計で約106%と、巣ごもり消費拡大を背景に伸長したが、緊急事態宣言で冷え込んだ料飲店需要を反映したビールが48%強まで落ち込み、総需要を下押しした。カテゴリー構成比も、新ジャンルと発泡酒の合計が約71%と前年同月を18ポイント強上回った半面、ビールは約29%まで下落した。

 このことで1〜4月累計も3カテゴリー計で前年同期比90%弱と、3月時点から約5ポイント悪化した。新ジャンルは約103%、発泡酒は97%強と、ともに約2ポイント改善したが、ビールは約13ポイント悪化の76%弱となった。構成比はビールが約38%(前年同期約46%)、新ジャンルと発泡酒の合計は約62%(約54%)となっている。

 緊急事態宣言の期間延長で料飲店需要はますます厳しくなることから、ビール類市場では新ジャンル・発泡酒への消費シフトと、缶構成比の上昇が一段と進むものとみられている。

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