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日刊食品通信
2020年5月1日

「Oisix」、新サービス時短ニーズに特化


体制再構築で需要増に対応

 オイシックス・ラ・大地が展開する食品宅配サービス(一部日用品含む)「Oisix」は4月30日から時短ニーズに特化した新サービス「サクッとOisix」の提供を開始した。また、「Oisix」では需要増による申込者急増を受け、新規定期会員の受付を一時的に休止し、サービス提供を既存定期会員のみに絞り宅配を行っていたが、新サービスの開始に伴い物流拠点の体制再構築にも着手。段階的に受け入れを再開する。 

 「Oisix」は、全国向けに展開する同社の主要な食品宅配サービスの1つ。有機野菜をはじめ、添加物の使用を極力控えた加工食品、ミールキット等を取り扱う。「Oisix」では都度購入と合わせ、定期宅配を受けられる「おいしっくすくらぶ」会員も募集。会員特典としては、単発利用に比べ送料の優遇や限定品などの優先購入など。会員数は20年3月期第3Q時点で23万6,836人。しかし、2月以降からの申込者急増を受け、新規受付を休止せざるを得ない状況が発生した。同社によれば、「都知事による3月末の“ロックダウン”の可能性を示唆する発言があった会見後は、サイトへのアクセス数が通常の3倍以上となり、つながりにくくなるケースも発生」。商品個別での売上にも変化が現れ、「2月単月は缶詰・乾物等のストック系商品が1月比で3割増、手作り味噌キットが2割増、臨時休校要請以降はミールキットの売上も拡大している。3月も冷食が1月比で3割増、缶詰類も2割増」とのこと。これによる遅配・欠品・注文数量の制限などは発生していないものの物流センターの稼働はひっ迫。

 

▼以下略

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