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日刊食品通信
2020年4月27日

タクシーの食品配送、地方は救援事業を活用


仙台、札幌では中旬から始動

 国土交通省が21日、タクシーによる食品配送を許可する特例措置を施行した(既報)が、宮城県仙台市や北海道札幌市では“救援事業”としてすでに中旬から食品配送サービスがスタートしている。 

 タクシー会社は原則、旅客自動車運送事業だが、通常業務を妨げない程度に高齢者の病院予約請負や忘れ物代理取得、買い物代行サービスなど“救援事業”(付帯事業として国土交通省地方運輸局への届け出が必要)が認められている。 

 これに基づき仙台市では、飲食店舗を展開するハミングバード・インターナショナルと仙台中央タクシーによるフードデリバリーサービス「タクデリ」が15日から開始。買い物(飲食品)の代理購入・受け取り・お届けとして8月末までの期間限定で行い、外出自粛で来店出来ないユーザーに料理を提供する。料金は送料500円に加え2,000円以上から注文可能。依頼は仙台中央タクシー配車センターで受け付ける。配送エリアは青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区(一部エリア限る)。  

 札幌市でも、17日からタクシー会社と複数の飲食店、広告代理店が連携した「札幌出前タクシー『食べタク』」の実証実験を行っている。同サービスにおいて配送業務を行っているタクシー会社東邦交通は2000年からタクシーの“救援事業”を活用し買い物や薬の運送を請け負う、地域の“便利屋”業務に取り組んでいる。「食べタク」は、地元広告代理店から昨今のコロナ禍の影響で売上が減少した飲食店と、タクシー会社を結ぶ支援を行いたいと依頼を受け始まったもので、同社は「特に外出が難しい親子連れの家庭から好評で、反響も上々だ」と話す。

 

▼以下略

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