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日刊食品通信
2020年4月21日

関東圏の生協宅配、注文増で需給ひっ迫


 関東圏を主な宅配エリアとする生活協同組合(生協)の食品宅配サービス(日用雑貨含む)では、新型コロナウィルスによる備蓄需要拡大等により、2月末から注文数量が大幅に増加 している。これによる一部欠品や注文数量の制限、遅配なども生じており、需給はひっ迫している。

 パルシステム(宅配エリア1都10県=東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・福島・ 山梨・静岡・新潟)では、3月単月(2〜27日)が受注ベースで前年比17%増加。2月単月では2%増だが同月最終週でみると12%増、3月1週目は 21%増となっている。直近4月3週目は30%増。パルシステム生活協同組合連合会によれば「エリア限らず全体的に受注量は増えているが、福島や山梨に比べるとやはり首都圏においては特に1人あたりの注文量が拡大している」とのことで、4月上旬からは欠品も発生しているようだ。

 コープデリ(宅配エリア1都7県=東京・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・長野・新潟。 サービス内容により地域は一部異なる)は3月単月(2月21日〜3月20日)は金額ベースで全体10%増。同じく2月下旬以降から注文数量が増加、それに伴い欠品・遅配・数量制限が発生している。

 おうちコープ(宅配エリア=神奈川・静岡・山梨)は、3月単月(2月20日〜3月21日)が金額ベースで 14.3%増。2月(1月20日〜2月21日)時点では 0.3%増とやはり大きな 影響は見られない。3月上旬ごろから同サービスでも欠品や遅配等が発生している。緊急事態宣言の出た4月7日以降は受注ベースで、同週(4月6日〜)で 23%増、翌週(4月13日〜)で30%増となっている。

 

▼以下略

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