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日刊食品通信
2020年4月20日

19年度発酵乳市場、0.7%減で着地見込み


3月実績、全カテゴリーで前年上回る

 本誌調べによる19年度発酵乳市場は、前年比0.7%減で着地する見通し。上期は発酵乳に関する話題が乏しく,また初夏の長雨や夏場の台風等による影響を受けて前年を下回ったが、秋以降、各社で発酵乳の価値を再訴求する取り組みを進めたこともあり、11月以降はほぼ前年並みで推移。また今年1月末に状況が一変。新型コロナウイルス発生に関する報道により、折からのマスク不足に伴い、予防効果を期待できる代替品として発酵乳に注目が集まり、需要が急増した。2月、3月に入っても発酵乳に対する需要は高く、各月ともに2ケタに近い数値で推移した。

 また、3月単月の発酵乳販売実績は前年同月比7%増となった。引き続き予防意識の高まりから発酵乳に対する需要は高く、ドリンクタイプは17%増、プレーン5%増、ソフト4%増、ハード3%増となった。

 明治は約10%中盤台の伸び。「ブルガリア」は約5%増。このうち「プレーン」は約8%増、4連は約10%超増、「テトラトップ」は900mlは約5%増となった。「プロビオ」シリーズ計で20%台前年の伸び。このうち「LG21」は前年割れ。「R-1」はハードが10%台後半の伸び、ドリンクタイプは30%台後半の伸びとなった。「PA-3 」は50%台後半の伸びと好調。

 雪印メグミルクは6%増。「恵」ブランドはプレーンは9%増。脂肪ゼロタイプ、スタンダードともに好調な動きをみせた。「ガセリ」トータルでは微減。4Pは1%増。「牧場の朝」は12%増、「毎日骨太」はドリンクタイプは微減。「乳酸菌ヘルベ」はほぼ計画通りで推移した。

 

▼以下略

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