日本ルナは３月末、日本初上陸となる高たんぱく乳製品「イーセイ スキル」を発売した。2018年にアイスランドの食品メーカー、MSアイスランドデイリーズと商品化に向けたブランドライセンスで契約を締結。約２年の歳月を経て「イーセイ スキル」を商品化するに至った。「スキル」は、アイスランドの国民食のひとつで、朝食や昼食の代わり、料理や菓子に入れるなどして幅広い世代に食されている。契約を結んだMS社は現地の乳製品市場で大きなきシェアを占めるメーカーであり、「スキル」は近年、欧州や米国でも健康に良いとして認知度が上がっているという。日本ルナは、「スキル」の製造方法および設備を導入し、京都工場で生産している。

　「イーセイ スキル」は、原料を３倍濃縮し、高たんぱく質を実現。脂肪０でクリーミーな食感とまろやかな味わいが特長。パッケージデザインは、見た目の視認性を高めるため、半透明カラーの蓋を採用、同社で初めて賞味期限を容器脇に印字した。現地商品のイメージを踏襲し、全体としてとすっきりとしたデザインに仕上げた。商品はプレーン、バニラのほか、日本オリジナルの「ストロベリーピーチ」の３種を展開。

　発酵乳カテゴリーはここ数年話題に乏しく市場が停滞気味であったこともあり、「イーセイ スキル」は発売前から流通など取引先からの反応が高く、主要取引先に導入された。

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