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2020年4月7日
3月の全国酒類卸売商況、家庭用向け動く
低アル・RTDは伸長続く
3月の全国酒類卸売商況は、新型コロナ関連での影響が大都市圏中心に顕著となり、家庭用は全般にプラス傾向にあるのものの、業務用ウェートが高いカテゴリーは厳しい数字となった。酒類消費に大いに貢献していた花見需要が抑制されたことも響いている。また、業態ではスーパーやコンビニ、ドラッグ向けが伸びたほか、地域別での数字の差異(好不調含め)も大きく表れた月だった。
ビール類は新ジャンルや発泡酒は微減レベルでの推移。一部昨年同時期の新商品反動も見られたが、一方で今年の新商品が好調な吸い込みで、前年並みからプラスの卸も見られる。
ビールは業務用に自粛の影響が表れ、大都市圏中心に大きく実績を割り込んだ。反面、缶製品の出荷は増えている。また、クラフトビールや輸入ビールは、料飲・業務用ウェートが高い銘柄が多く、「半減かそれ以上」との話も聞かれた。
清酒も全般的に厳しく、大手銘柄でも2ケタ減が目立った。スーパーなどを中心に販売している紙パック製品はまずまずも、料飲・業務用に強い銘柄が苦戦した。
本格焼酎は、紙パック製品が動いた上位社(トップではない)もあり、単月プラスの蔵も複数出ていた(前年同月が厳しかった反動との見方も)。焼酎甲類はマイナス基調だが、関西では堅調との話も出ている。
▼以下略
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