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日刊食品通信
2020年4月3日

ラベルレスPET、EC市場に台頭


4月から“完全化”が可能に

 SDGs対応やプラスチックごみ問題を背景に、清涼飲料業界でPETボトル製品のラベルレス化が進んでいる。製品識別の観点から、箱販売にほぼ限定されるものの、主要チャネルのECが拡大していることもあって、今後も参入メーカーは増えることが予想される。さらに3月末には、資源有効利用促進法の省令の一部が改正。ラベルだけでなく、首部分のタックシールがない“完全ラベルレス化”も可能となっている。

 アサヒ飲料は、2018年からラベルレス製品を販売し、19年は100万箱を達成。20年は、2月に「ウィルキンソン タンサン 500ml」を新たに発売したほか、7日には「おいしい水 天然水 600ml・2L」のタックシールも削減する。ほか「十六茶 630ml」「六条麦茶 660ml」「守る働く乳酸菌 100ml」などを含み、150万箱を目指す計画だ。業界最大手のコカ・コーラシステムも動き出した。完全ラベルレスの「い・ろ・は・す 天然水 560ml」(写真)を4月から順次販売している。容器には100%リサイクルPETボトルを採用し、環境配慮を突き詰めた設計と言える。デザイン性も重視し、ボトル側面にブランドロゴをエンボス加工している。また、清涼飲料専業ではないが、味の素AGFは2月、ホームサイズ「ブレンディ ボトルコーヒー ラベルレス」シリーズに「低糖」「微糖」を新たに加えた。19年に「無糖」を発売し好評を得ている。

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