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日刊食品通信
2020年4月2日

ビール類缶製品、巣ごもり背景に健闘


1〜3月は前年水準並み

 新型コロナウイルス禍で3月のビール類が前年同月比87%弱と低迷するなか、缶製品はビール類平均を10ポイント強も上回る97%強と、巣ごもり消費拡大を背景に健闘していることが本紙の調べで分かった。(関連記事別掲)

 3月の国産大手4社缶製品は、「本麒麟」の続伸や、アサヒ「ザ・リッチ」の好発進(既報)とサッポロ「ゴールドスター」の好調な拡大、各社の機能系商品の伸長が昨年新製品群の反動を抑え、前年同月比97%強の約2,220万箱(ビール大びん換算)となった。このことで同月の缶構成比も前年同月を8.7ポイント上回る81.8%まで上昇、巣ごもり消費の拡大が急ピッチで進んでいる反面、樽詰め・びんが主体の料飲店需要は窮地に追い込まれていることを表した。

 また、1〜3月の缶製品は、ビール類平均を5ポイント弱上回る前年同期比99%強の約5,635万箱と、ほぼ前年に近い水準を維持した。構成比も76.7%と前年同期より3.6ポイント上昇している。4月も依然として拡大するコロナ禍により、家庭用需要へのシフトが進むことが確実で、単月、累計ともに缶構成比の一層の上昇が予測される。

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