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2020年3月30日
米アルコール業界の新型コロナ対応(IWSR)
消毒商材生産へ様々な蒸留所が生産を申し出
イギリスに本社を置き、アルコール飲料に特化した情報を提供するIWSRはこのほど、新型コロナウイルス(COVID-19)危機に対するアメリカのアルコール業界の対応状況を発表した。
日本と同様に不足する手指消毒剤に対して、様々な蒸留所が生産を申し出る中、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、アルコールベース消毒剤の準備に関するガイドラインを発行。メーカーは、未変性アルコールを使用して、手指消毒剤や消毒スプレーを製造している。この「変性アルコール」への連邦物品税に対し、議会は税金免除を求めている。
ペルノ・リカールは、アメリカの4つの施設で手指消毒剤を製造していると発表。アーカンソー州フォートスミス、ウェストバージニア州ルイスバーグのスムースアンブラースピリッツ社、ケンタッキー州ルイビルのラビットホール蒸留所、テキサス州フォートワースのTXウイスキー蒸留所。
バカルディ蒸留所(プエルトリコ)は、オレイン・リファイナリーと提携し、170万以上のハンドサニタイザーのボトルにエタノールを提供。
ディアジオは、アル分96%のグレインニュートラルスピリット200万Lを消毒剤メーカーに無料で提供すると発表(1本250mlで800万本の製品を生産するのに十分な量だという)。
アンハイザー・ブッシュは、グローバルな製造・流通ネットワークに再フォーカス、100万本以上の手指消毒剤を作り寄付する。
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