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2020年3月18日
大手製パンメーカー、食パンが堅調に推移
高級食パンブームで脚光浴びる
大手製パンメーカーの19年の販売金額は、前年比増で推移。山崎製パンは0.1%増、フジパングループ本社は0.6%増、敷島製パン(Pasco)は前年並みとなった。ホールセールの苦戦が続いていたが、昨夏は長梅雨だったことから、例年、不需要期となる7月が堅調に推移した。カテゴリー別にみると、食パンが好調。山崎製パンは前年並み、フジパングループ本社は1%増、敷島製パン(Pasco)は3%増。必ずしも市場が連動しているわけではないといった声も多いものの、ここ数年続いている高級食パンブームで、食パンそのものに注目が集まっていることや高付加価値製品から低価格帯製品すべてにおいて、品質の向上が図られたことで、以前に増して、安心しておいしい製品を買うことが可能になったことが奏功した。
菓子パンは苦戦が続いている一方で、テレビアニメ等の人気キャラクターを使った製品などは人気となり、前年比増を達成したメーカーもあった。また、「塩バターロール」や「フォカッチャ」などで夜需要を喚起する動きや、簡便・時短を求める声も多いことから時間帯問わず、惣菜パンが人気となる局面もみられた。
新型コロナウイルスによる感染症により、休校・テレワークが増加しているが、ホールセールでは増産体制を維持、リテールではパンを個包装にするなどの対策が取られている。
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