日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2020年3月10日

2月飲料市場2%増、暖冬でホット苦戦


新型コロナの影響、カテゴリーごとに明暗

 清涼飲料市場の2月実績は、前年比2%増で着地した。新型コロナウイルスの影響でスポーツドリンク、乳酸菌飲料、野菜飲料などの一部製品が体調管理を目的として購入されたようだ。また、感染を避けるため外出を控える人が増え、備蓄需要で水や茶系の大型PETも動いた。一方、暖冬でホット製品は苦戦が続き、特にコーヒー飲料はさらに厳しい状況となった。感染拡大を防止するための在宅勤務が、オフィス内自販機の利用頻度減少に繋がっている。累計は3ポイント上昇し前年並み。

 前述したウイルスの影響は、大手企業による在宅勤務の発表が続出し、一斉休校も始まった3月に本格化する可能性が高い。ある業関係者は「伸びるカテゴリーもあるだろうが、全体としてはマイナスではないか。特に業務用が関わる外食産業は非常に厳しい。さらに大型新製品の発売が多く、販促活動に影響が出るかもしれない」と警戒感を示す。

 コカ・コーラグループ=全体1〜2%増。「コーク」「綾鷹」は堅調だが、「ジョージア」などホット製品が苦戦(累計1%減・単累ともに本紙推計)。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。

バックナンバーへ

媒体紹介へ