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日刊食品通信
2020年3月9日

Jミルク、新型肺炎の影響など報告


コンテナ滞留で輸入乳製品に影響も

 Jミルクは5日の臨時総会(別掲)の席上、最近の生乳および牛乳乳製品の需給状況と新型コロナウイルス感染症発生に伴う酪農乳業の影響について報告した。

 北海道・都府県ともに生産者団体、乳業者が万全な体制を整え対応しているため、現時点では大きな混乱はない状況だが、今後の消費動向が不透明なこともあり、注視が必要。

 Jミルクによる学校給食用牛乳生産量見込みは、2月は3万5,529kl、3月が2万2,711klで、今回の小中学校の休校で当該乳量が影響を受ける見込み。直近の生乳生産は、北海道は前年比3%増程度と堅調。都府県は地域にばらつきがあるものの、1.5%減程度となっている。北海道から都府県への生乳移出量は1〜2月上旬までは昨年度を上回るペースだったが、2月下旬で前年比8割程度に減少。全国一斉の臨時休校要請を受け、キャンセルが発生したことから、3月の見込みは6〜7割程度となる見通し。

 5日にJミルクが公表したインテージSRIデータによる牛乳類の販売状況は、2月24日〜3月1日週の販売個数が牛乳類で前年比10.4%増、牛乳で10%増と大幅な伸びを示した。

 また海外では、新型肺炎の影響で、冷蔵・冷凍コンテナが中国に滞留した状況にあるため、EUなどの乳製品輸出を阻害する要因があり、今後国内向け輸入乳製品に影響が出る可能性もあると指摘した。

 

▼以下略

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