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日刊食品通信
2020年3月4日

飲料業界、乳酸菌、野菜、大型PETが伸長


新型肺炎で自己防衛意識高まる

新型コロナウイルスの影響が飲料業界にも表れ始めている。政府による一斉休校や不要不急の外出を控える要請などで、消費者の自己防衛意識は日を追うごとに高まっている。飲料業界では、平時の体調管理やインフルエンザ予防などの健康需要に輪をかけて、免疫効果を得られるイメージを持つ乳酸菌飲料、一部の野菜飲料が伸長傾向にある。

 アサヒ飲料の「守る働く乳酸菌」は、ウイルス報道の加熱後に伸長している。「カルピス」は変わりないが、「3月以降は外出を控える消費者が増えるため、家庭内に強い希釈タイプが伸びるかもしれない」(アサヒ飲料)。キリンビバレッジの乳酸菌を配合した「iMUSE」ブランドは、新製品「水」の話題感も重なり、2月中旬まで倍増以上の推移。「まもるチカラのサプリ」も右肩上がりだ。大塚製薬は2月、「ポカリスエット」が例年通りだが、乳酸菌が入った「ボディメンテ」は2ケタ増。「ともに体調管理を目的としているが、『ポカリスエット』は水分補給、『ボディメンテ』は乳酸菌摂取と、細かいニーズは異なる」(大塚製薬)。

 飲料メーカー以外では、カゴメが乳酸菌飲料「ラブレ」に変化は無いが、野菜飲料が好調。乳酸菌飲料と言っても一括りには出来ず、消費者が持つイメージは製品によって異なるようだ。「野菜飲料はビタミン摂取が目的と見ており、備蓄に最適な長期保存品も伸長している」(カゴメ)。また、ハウスウェルネスフーズの「まもり高める乳酸菌L-137」は伸びている。

▼以下略

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