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日刊食品通信
2020年1月16日

19年飲料実績2%減、5年ぶり前年割れ


紅茶飲料は過去最高を記録

  清涼飲料市場の2019年実績は、前年比2%減で5年ぶりのマイナス着地を喫した。最盛期の7月が記録的な天候不順で19%減となり、この減少分を最後まで引きずった。また、春先〜初夏にかけて業界全体で実施された大型PET製品の値上げも、消費者の購買意欲を低下させた模様だ。

 カテゴリー別では、紅茶飲料の躍進が目立った。インフルエンザ関連の情報発信が反響を呼んだリーフや、タピオカミルクティーといったアレンジメニューなど、形態を問わず紅茶の裾野が広がった年だった。年間生産量、シェアトップ「午後の紅茶」の年間販売数量は過去最高を更新し、「紅茶花伝」「ジャワティ」「ティーズティー」もリニューアル、新製品で活発に動いた。「クラフトボス」の参入は話題性抜群だった。

 12月単月はメーカーによって若干バラついたが、年末年始の連休による需要増を受けて1%増。

 コカ・コーラグループ=全体は3%減(単月前年並み・単累ともに本紙推計)。新製品「コカ・コーラ エナジー」、大リニューアルの「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」など話題はあったが、18年に被災した生産拠点や自販機が復旧途中であることが影響した模様。

 サントリー=全体は1%減(1%増)の4億5,650万箱。「BOSS」は4%増(1%増)の1億1,180万箱で、「クラフトボス」は紅茶飲料が増分。

▼以下略

 

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