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日刊食品通信
2019年12月19日

11月のアイス前年並み、累計2%減(本紙調)


メーカーの明暗分かれる

 11月のアイスクリーム市場は前年並みで着地した。4〜11月累計は2%減で、過去最高の売上高を記録した18年度のクリアは微妙な状況。11月は北・西日本と東日本日本海側では降水量がかなり少なく、東日本日本海側と西日本では日照時間がかなり多くなった。全国的にほぼ天候に恵まれた月だったが、アイスクリーム市場は前年実績が3%増と高かったことから、ほぼ前年並み。一方、メーカーの実績は明暗が分かれる結果となった。11月の各社概況は次の通り。

 ロッテは8%減。「クーリッシュ」は5%増。「レディーボーデン」は58%増で、パイントが2%、マルチが36%いずれも伸長。新商品もオンした。「雪見だいふく」が10%減。「爽」が20%減。「モナ王」が8%減。「ガーナ」は2%増。「バニラバー」が9%増。「ハーシー」が10%減。「ドール」が10%増。

 江崎グリコは9%増。「パピコ」が9%増でこのうち140円は8%増、180円は10%増、マルチは16%増。「ジャイアントコーン」が4%増で140円は2割増、大人は前年割れ。「牧場しぼり」が12%増。「アイスの実」が55%増で140円、大人シリーズともに伸長した。「パナップ」が21%増。「スナオ」は30%減。マルチでは350円+OP層が18%減、450円層が3割弱の増加、550円層は26%減。マルチトータルでは2%増。

 森永乳業は2%増。「ピノ」が21%増でノベルティ、マルチともに2割増。「モウ」が2%減で“バニラ”は2%増だったが、フレーバーが苦戦した。「パルム」が13%減で“赤箱”は2%増と堅調だったが、ノベルティの発売時期のズレもあって前年割れとなった。

▼以下略

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