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日刊食品通信
2016年2月12日

高カカオチョコ、ブーム再燃


情報番組放映後、前日比では10〜15倍増に

  NHKの情報番組「あさイチ」で3日「知られざるチョコレートの魅力」をメインテーマに高カカオチョコレート、蒲郡ヘルスケア計画「チョコレート摂取による臨床研究」、高血圧、BDFN等が放映されたが、翌日から高カカオチョコ、ビター系チョコの発注が急上昇、前日比では10〜15倍増となり一部商品が品薄状態になっている。明治「チョコレート効果」の主力品は約2倍増、板チョコの「ブラック」も2倍増と高水準で推移。森永「カレ・ド・ショコラ カカオ70」も品薄となっている。15年7月に主力ブランドが価格改定を実施して以降、ソリッドチョコは高機能・高カカオチョコを除く苦戦が続いているが、バレンタインデーを前にした需要増で、13年8月から約2年近く続いた“ブーム”が、再び訪れるのではないかと関係者は期待をこめている。

 

 チョコレート市場(日本チョコレート・ココア協会会員社合計)は、13、14年と2年連続で伸長。チョコレート製品生産量は合計で22万899トン、前年比105.1%、生産金額3,346億1,246万円、107.8%となった。ソリッドチョコが含まれるチョコ生地100%のチョコ製品Ⅰは数量113.9%、金額117%と2年連続の2ケタ伸長。しかし、昨年7〜9月にかけて主力品・定番品について“棒上げ”による値上げを実施。10月以降回復基調にあるものの、本紙推定で90%前後にとどまってるようだ。

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