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日刊食品通信
2019年12月4日

“新星”が光った今年のビール類


健康軸と際立つ個性も健闘

  今年のビール類市場は、昨年発売され今も増勢が衰えない「本麒麟」と、今年発売の新ジャンル新製品群が下支えとなり、11月累計で98.8%の約3億4,422万箱となっているが、その一方で前年実績を上回る既存銘柄もある。そのキーワードは、健康軸や際立つ個性ともいえる。

 11月累計で最も目立っているのが2年目を迎えている「本麒麟」。前年同期比162%の1,357万箱(ビール大びん換算)と依然高い伸びを示し、新ジャンルPBと合せて同社のビール類販売を前年水準まで押し上げている。また、サントリー「金麦〈ゴールド・ラガー〉」(687万箱)、アサヒ「極上〈キレ味〉」(488万箱)や、サントリー「マグナムドライ〈本辛口〉」、サッポロ「本格辛口」の新ジャンル新製品群も、合計で1,304万箱を売り上げ、「本麒麟」と合わせると、その数は新ジャンルの18.9%、3カテゴリー計の7.7%にあたる2,661万箱にのぼる。今年のビール類市場は新ジャンル、中でも“新星”が重要な働き手となっているわけだ。

 その一方で、既存銘柄でも前年実績をクリアしているものもある。順不同で挙げると、新ジャンルのキリン「のどごしZERO」、サントリー「金麦〈糖質75%オフ〉」、ビールではサッポロ「ラガービール」、同「クラシック」、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」などだ。いずれも健康軸や際立つ個性が切り口の商品で、こうした流れは来年以降も続く確率が高いとみられる。

▼以下略

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