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日刊食品通信
2016年2月9日

乳業3社第3Q業績、増収増益


  乳業大手3社の第3四半期業績は、いずれも増収増益で着地。営業利益率も各社ともに大幅に改善した。

 明治HDは売上高が前年同期比5.2%増の9,143億円、営業利益38.1%増の592億円の増収増益。営業利益率も前年同期の4.9%から1.6ポイント上昇し、6.5%となった。新中計初年度として、食品セグメントでは、選択と集中に基づく優位事業の強化に向けた取り組みを進めたほか、コスト削減および価格改定を実施したことで発酵デイリー事業、菓子市事業、海外などを含むその他事業が前年を上回り、特に栄養事業が大幅に伸長した。この結果、食品セグメント合計で売上高3.2%増、営業利益57.5%増となった。

 森永乳業は売上高が1.5%増の4,704億円、営業利益は5.3%増の142億円の増収増益。営業利益率は前年の1.5%から1.5ポイント上昇し、3%となった。カテゴリー別では、乳飲料は前年実績を割ったが、牛乳類やヨーグルト、粉乳、アイスクリーム等が前年実績を上回った。純利益増(157.5%増、116億円)は固定資産売却益計上等によるもの。

 

 雪印メグミルクは売上高が5.3%増の4,397億円、営業利益は48.3%増の110億円の増収増益。営業利益率は前年の1.8%から0.7ポイント上昇し、2.5%となった。純利益増(271.4%増、141億円)は工場売却益を計上したため。カテゴリー別では、乳製品事業はチーズおよびバターの売り上げ増により増収増益。飲料・デザート類事業は飲料は価格改定の影響で物量は減少したものの、ヨーグルトは機能性表示食品を中心に訴求したことで大きく伸長し、増収増益。 各社とも通期の純利益が過去最高を更新する見通し。

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