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日刊食品通信
2019年11月25日

六甲バター、ベビーチーズ製造ラインにAI導入


検査工程人員、年間20人の省力化が可能に

 (大阪)六甲バターは、10月に新たな製品検査装置として、ベビーチーズの工程において「AI活用の最終製品検査システム」を神戸工場へ実装した。システムは2年半の開発期間を経て、数千枚の画像データを集積し、ベビーチーズの最終製品検査工程で、2台のカメラの画像からAI活用によるNG品の特定、および自動排出を可能にした(写真)。これにより作業環境を改善し、業務の効率化が実現する。

  従来の設備では、ベビーチーズ充填包装機ごとに検品作業者が装置に張り付き、人手によりNG品を排出。検品者は充填包装機から高速で流れる製品の表面を目視検査し、全数を検品し続けるため労力が大きな負担となっていた。立ち上げ時に生じる空包装材除去や、量目調整作業などの機能は自動化を完了してたが、最終製品に対する表面検査の自動化は遅れていた。

 AI活用のシステムの稼働により、検査工程人員を年間で約20名省力化する。半年間はシステムの安定性の確認と、人の目視との精度の検証、AIアルゴリズムのアップデートを含め随時改善作業を行いながら、2020年4月を目標に6Pチーズなどの他の充填包装機への水平展開を進めていく予定。

▼以下略

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